ウェブ開発者向け – メール

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製品: デスクトップ版 Vivaldi のみ

Vivaldi メールは完全な機能を兼ね備えたメールクライアントです。望ましくないと思われるメッセージのフィルタリングと配信はユーザーのメールサーバーに依存します。

このドキュメントでは、Vivaldi メールとの互換性と受信者への快適な体験の提供を実現するため、送信者に関する仕様を説明します。


メールのレンダリング

Vivaldi メールは Chromium の Blink レンダリングエンジンを使用してメールをレンダリングしています。

また、デフォルトで外部ソースが読み込まれるのをブロックします。ユーザーは、差出人のアドレスごとに外部のリソースの読み込みを許可するように促されます。

ロゴやシンボルなどは、小さく重要な画像が読み込まれるよう、メール自身に埋め込んでください。その他の外部画像に関しては、プレースホルダーとして機能するように(alt プロパティ) 代替テキストを含めるようにしてください。

ユーザーがプレーンテキストを選択した場合、Vivaldi メールは HTML のみのメールをプレーンテキストに変換します。変換のプロセスではリンクが維持され、画像は alt プロパティテキストとして読み込まれます。明示的に装飾画像 (alt=“”) としてマークすることで、画像がプレーンテキストで表示されないようにすることができます。

最良の結果をもたらすために、丁寧に作成した HTML メッセージの代替プレーンテキスト版を使用してください。


ダークモード

Vivaldi メールはユーザーのカラースキーム設定に従い、メールメッセージを適切に読み込みます。

ウェブ標準の prefers-color-scheme メディアクエリを使用して、メッセージのライトモードとダークモードのバリアントをスタイルできます。以下はその例です:

<meta name="color-scheme" content="light dark">
<style>
@media(prefers-color-scheme: light) {
  body { background: white; color: black; }
}
@media(prefers-color-scheme: dark) {
  body { background: black; color: white; }
}
</style>

自動ダークモードの無効化

メールにカラースキーム情報が含まれない場合、Vivaldi メールは自動的にダークカラースキームを適用します。

明示的にライトモードのみと指定することで、メールメッセージでの自動ダークモードを無効化できます。

<meta name="color-scheme" content="only light">

マルチパートの選択

Vivaldi メールは、複数の multipart/related 部分の結合や、その他の複雑で通常とは異なるマルチパートメッセージをサポートしません。multipart/alternative で推奨されるタイプの(バイト数が)最も大きく適切な部分を選択します。


フィッシング警告

Vivaldi メールでは、差出人や返信先の欄の名前が、関連性のある差出人アドレスとは異なるメールアドレスと思われる場合、なりすまし / フィッシングの警告を表示します。人間にとって読みやすい名前を使用するか、名前を設定せずに送信してください。

また、差出人と返信欄のメールアドレスのドメイン名(サブドメインを含む)が異なる場合も、なりすまし / フィッシングの警告を表示します。2 つのアドレスのうち、いずれかが一般的に知られる個人のメーラードメインの場合(gmail.comicloud.com など)、なりすまし / フィッシングの警告を表示します。


スレッド

Vivaldi メールは、メールスレッドに対応できるようにデザインされています。スレッドは関連するメールをグループ化して表示します。RFC 5322 セクションの 3.6.4 に記載されているように、標準のメールスレッド規則に準拠します。

オンラインショッピングや、清算関連の自動アップデートが後に続くメールに対しては、スレッド形式(または表示)が便利です。例えば、注文した商品の出荷を知らせるメールは、注文確認メールに対する返信として表示されるとよいでしょう。


カレンダーの招待メール

Vivaldi メールは、カレンダーの予定の添付ファイルを iCalendar (RFC 5545) のファイル形式で処理し、招待に対して返信していない場合の出欠確認をユーザーに促します。

その他、ウェブサーバーで予定のファイルにリンクすることもできます。詳しくは、ウェブ開発者向けのカレンダーをご覧ください。